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これで肥満は解決できる

掲載月:2005/09

ひょうご経済戦略 2005年9月号 


五色県民健康村健康道場長 笹田信五

 

 Aさんは、39才の男性です。11年前に亡くなったお父さんから譲り受けた会社を経営しています。体重は100㌔以上、コレステロール、尿酸、血圧が高く、何よりも心配なのは心電図に動脈硬化の変化が少し出ています。

 

「何としても、減量しなくてはなりません。この年齢で心電図変化が出ているのは大変です。このまま行けば、心筋梗塞で突然死のコースです。そのためには減量ですが、食欲を抑えようとする普通の方法では無理ですね」


「食欲を抑えようという方法は今まで何度も失敗していますから、駄目だというのは良く分かります」

 

「それには、まず減量に失敗する原因を探してみましょう。ストレスはどうですか」


「かなりストレスは受けています」

 

 Aさんは、本当は不安を感じやすい人です。不安を無くすために、人からよい評価を得ようとします。一方、自分を主張したいという気持ちもあります。自己主張できないと不満も起こります。充実感があるときは良いのですが、充実感がなくなってくると不安と不満で、自分が分からなくなるというタイプです。

 

 お父さんは、敗戦後の何もなかった焼け跡からの出発でした。百戦錬磨を経験し、どんな状況でも対応できる能力をもっています。行け行けどんどんの猛烈タイプです。

 

 Aさんにとって、経営者は強い人間であるべきだという価値観は、一代で会社をつくってきた父親の姿から自然に焼き付いているものでしょう。しかも、古い社員もいます。父親との比較もされているでしょう。さらに、古くからのお客さんもいます。「強くなろう。軟弱であってはならない」、そう思うのも当然です。

 

「気心の知った友達と、食事をしたりお酒を飲むときが一番楽しいのです。楽しいものだから、ついつい調子に乗って、食べ過ぎたり飲み過ぎたりして、後で後悔しています」

 

「友達といるときは、強がらなくてもいいから、本当の自分に戻れるのでしょう。自然になれるから、喜びとか感動とか生きている充実感が戻ってきて、楽しいのでしょう」

 

「確かに、そうだと思います。すごくリラックスします。また頑張ろうという気持ちが湧いてきます。しかし、会社へ行くとまたストレスがかかり、疲れてしまいます。それを回復するために、また友達と飲んだり食べたりです」


「それでは、減量は不可能ですね」

 

「それではいけないと思って、スポーツクラブへも行っています。とにかく疲れたと思ったら、激しく運動します。しんどいのですが、精神的にはスカッとします。ただ、次の日は疲労困憊してかえって悪いのですが、スカッとするのが良いのでまた行きます」

 

「精神的にスカッとするのは、強い人間になったように感じるからではありませんか。身体的な苦しさに打ち勝ったという達成感かもしれませんね。それこそ、強い人間になろうという観念に動かされている行動ですね」

 

「うわー、まさにそうですね。こんなことをしていては、本当に突然死・過労死するまで止まれませんね。今よく分かりました。それでは、仕事を辞めなければいけませんか」

 

「いえ、それは間違いです。仕事を辞めたり、減らしたりすることは解決にはなりません。根本を解決しましょう。」

 

 この続きは、紙面がなくなりましたので書けません。五色県民健康村健康道場(http://www.fyu.jp/ dojo)へお越しください。また、Dr.sasadaの健康医学の会(http://www.fyu.jp/a/) も見てください。一緒に、根本的な解決法を学びましょう。

 

「すぐに全部が分かるとは思いませんが、何か展望のようなものが見えてきたように思います。ここに来て本当に良かったと思います」、Aさんは笑顔を取り戻して、そう言って帰っていかれました。

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