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ロコトレ

掲載月:2010/11

<ロコトレ>  

 

(財)兵庫県健康財団 健康指導部 健康運動指導専門員 山口一仁


 ロコトレとはロコモーショントレーニング(Locomotion Training)の略で、ロコモティブシンドローム(*)に対する予防、改善のためのトレーニングのことです。


 以下に日本整形外科学会が推奨する2種類の方法(開眼片足立ち、スクワット)を紹介しますので、定期的に実施してロコモティブシンドロームの予防、改善を目指してください。

 このトレーニングは自宅でも実施可能ですが、実施の際はかかりつけ医や専門医、医療機関等でご相談のうえ安全に行うようにしてください。

 

* ロコモティブシンドローム(Locomotive Syndrome = 和文:運動器症候群)とは、日本整形外科学会による概念で、運動器(身体運動にかかわる骨、筋肉、関節、神経など、からだを支え、動かす、移動するなどの役割を果たす器官の総称)の働きが衰え、障害に陥り、要介護の状態や要介護リスクの高い状態にあることを言います。

 

○ ロコトレ 開眼片足立ち

 

開眼片足立ち.jpg

・ 片足立ちになり、もう一方の足は床に着かない程度に持ち上げます。

 

・ 左右それぞれ1分間、1日3回行いましょう。

 

・ 転倒しないように平坦で、必ずよりかかったり、つかまったりできる場所で行いましょう。

 

・ どうしても支えが必要な方は、医師と相談のうえ椅子の背もたれやテーブル、壁、手すりなどに手をついて行いましょう。



 

 

 

 

 

 

 

○ ロコトレ スクワット 

スクワット.jpg

 

・ 椅子に腰掛けるように、ゆっくり腰をおろします。

 

・ 軽くお尻をおろすところから始め、膝は90度を超えないようにします。

 

・ 深呼吸をするペースで5、6回を1セットとして、1日3セット行いましょう。

 

・ 膝や腰などに痛みを感じた場合は中止しましょう。


・ 動作に不安のある方は、お尻を下ろし過ぎないように机や椅子を支えにしてください。

 

・ 転倒防止のため、椅子やソファーの前で行いましょう。また、椅子は移動しないように、壁面の前に置きましょう。

 

 

 

 

 

 日本整形外科学会は、開眼片脚立ち、スクワット以外にも普段からストレッチングや膝関節の曲げ伸ばし、ラジオ体操、ウォーキング、各種スポーツを積極的に行うことをすすめています。


 ロコトレや身体活動の実施は健康的で安全な生活を送るうえで重要なことですが、ロコモティブシンドロームの予防、改善の基本は正しい姿勢を保った正しい歩き方を実施することが必要です。


 そのために、私たちはロコトレと同時に上背部、体幹部、下肢の機能を維持する動きづくりの実践をおすすめしています。


 これらの部位の機能を維持または改善することにより、頭部、首肩、腰部、脚部等が適正な位置に戻り、正しい姿勢を保つことができます。このことにより正しい姿勢を保った正しい歩き方が可能になり活動的な生活を送ることができます。以下にそれぞれの代表的な機能的動きづくりの方法をご紹介しますので、ぜひロコトレとあわせて実施してください。


 

機能的動きづくり.JPG (財)兵庫県健康財団健康指導部では、情報の提供だけではなく講演会や研修会の講師の派遣や実技指導、健康づくり関連イベントへのチーム派遣など、ご要望にあわせて人材を派遣しておりますのでぜひご活用ください。

 

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