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心肺蘇生法

掲載月:2010/12

 

<救急蘇生のためのガイドライン2010>

 

(財)兵庫県健康財団 健康指導部 健康運動指導専門員 山口一仁

 

 平成22年10月18日(月)に国際蘇生連絡委員会から、同19日(火)に日本救急医療財団と日本蘇生協議会で構成するガイドライン合同作成委員会から「救急蘇生のためのガイドライン2010」が発表されました。


 今回のガイドライン2010では、より簡単に、誰もが、すべての傷病者に対応することのできる共通の手順が採用され、傷病者の発見、119番通報からCPR(Cardio Pulmonary Resuscitation:心肺蘇生法)開始タイミングと手順、胸骨圧迫と人工呼吸の比率などを統一することにより、バイスタンダー(その場に居合わせた人:救助者)のCPRの実行性を高めることが期待されています。


 特に、ガイドライン2005では一次救命処置(BLS:Basic Life Support)における成人へのCPRはA(気道確保)-B(人工呼吸)-C(胸骨圧迫)の手順でしたが、ガイドライン2010では、C(胸骨圧迫)(-A(気道確保)-B(人工呼吸))に変更され胸骨圧迫が強調されています。


 その理由の一つに、心停止した傷病者を目撃した救助者がA-B-Cの手順どおりに実施すると、気道の確保や感染防止具の入手、使用などに時間を要して胸骨圧迫の開始が遅れ、傷病者の社会復帰や生存率を大きく左右する可能性が非常に高いためです。

 また、心停止を目撃された傷病者の大半は、救助者によるCPRを受けていません。その原因の一つに、救助者にとって「気道確保と人工呼吸」が困難な手技であるからでした。


ガイドライン2005.JPG

 

同作成委員会の作成したガイドライン2010による一次救命処置の手順を紹介しますので、全体の流れを把握しておいてください。

 

ガイドライン2010.JPG

 次に日本救急医療財団と日本蘇生協議会で構成するガイドライン合より簡単になったガイドライン2010による救急蘇生の技術を習得して救急の場合に対処できるようにしてください。


 健康財団健康指導部では有料となりますが、専門家を派遣して指導しますので、職員研修会等を開催するときにはぜひご利用ください。

 

 

 

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