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保健指導に関するQ&A ~歯周病について~

掲載月:2016/09

国保ひょうご9月号掲載

保健師 白石 紀江

 

 

特定健診・特定保健指導時によく受ける歯周病についての質問とその回答をご紹介します。

 

 

Q1. 肥満と歯周病は関連があると聞いたのですが?


A1. 歯周病とは、細菌によって引き起こされる炎症性疾患で、炎症が歯肉にとどまっているものを歯肉炎、歯槽骨

  まで広がったものを歯周炎と言います。また、内臓脂肪型肥満になると脂肪細胞から炎症物質が多く分泌さ

  れ弱い炎症が起こります。これによって、インスリンが効きにくくなり、糖尿病が悪化したり、動脈硬化が

  進行します。そして、この炎症が歯周病の発症や進行にも影響を与えると考えられています。


 

Q2. 歯周病は他にどんな病気を引き起こしますか?


A2. 歯肉から入り込んだ細菌が全身に搬送されると、心臓血管疾患、脳梗塞などを起こす危険性を高めます。ま

  た、唾液に混じった細菌が気道から気管支や肺に入ると気管支炎や肺炎の原因にもなります。さらに、健康状

  態が良好だと感じたり、生活の質が高いと感じている人ほど、自分の歯を多く持っているとの報告もあり、歯

  周病の予防は全身の健康状態も良くすることにつながるとも言えるのです。


 

Q3. 歯周病の予防法を教えてください。


A3. 基本は、正しい歯磨きで歯垢(プラーク)を除去することです。歯科医院などで歯ブラシの毛先の当て方、動

  かし方、力の入れ方など正しい磨き方を教えてもらうとよいでしょう。歯ブラシでは歯と歯の間は十分に磨け

  ないため、糸ようじや歯間ブラシなどを併用することもおすすめです。歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯

  石に変化します。歯石は歯磨きでは取り除くことができないため、自分で毎日のケアを行うとともに、定期的

  に歯科医院で歯石除去、歯面清掃などをしてもらうことも大切です。その他、禁煙や食事や運動などの生活習

  慣の改善も欠かせませんし、噛むことにより唾液の働きが活性化し細菌の活動を抑えることができます。ま

  た、しっかり噛んで食べることは肥満対策としても効果的ですので、メタボ予防のためにも歯の健康に気をつ

  けましょう。

 

 

 

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